日曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?
今日は赤ワインを冷やすことについて
赤ワインを冷やすものではない
20年ぐらい前にワインを少しかじり始めてすぐのとき
赤ワインを冷やすものではない
と簡易的なワインスクールやらワイン会やらで通の方々に教えられたのをずーと信じていて、赤ワインは常温で飲んでいました。
赤ワインを冷やすなんて信じられないよ的な発言をするフランス人やらイタリアン人にも出会ったりしていてその思い込みはずっと続いていたのですが最近
夏の赤ワインは少し冷やすのがよい
という結論に行きつきました。ワインに詳しくて温度コントロールを理解している方には当たり前のような話なんですが、20年ぐらいまじめに常温ワインを飲んでいたわたしとしては大発見だったのですよっ
きっかけは、豆防止で冷蔵庫にいれはじめたこと
ここ10年ほど、自然派ワインを中心に飲んでいるのですが、豆化との闘いの歴史でもあります。
豆に対するスタンスは以前にも書いた通り、断固ダメ派ではないのですが、がっつり出てきてしまうと涙目になること多々ありです。
で、幾度か対策をやっているうちに、冷蔵庫に入れるとやっぱり防げるような気がしています。特に夏場。
わたしの家にはワインセラーもなく、日当たりがよいマンションなので夏の温度の上がり具合がけっこう激しいこともあり、情報保存では二日目にワインがあちらにお逝きになることも多々ありまして(変な日本語っ)赤ワインでも冷蔵庫保存に入れざるを得なくなったんですよね。あと湿気も悪さしているのではないかと推測しています。
冷やすと味が締まるし、おいておくと香りが広がる
ワインバーなどでいただくワインは、軽くセラーもしくは温度の低いところで保存していたのを店の方が注意深く温度コントロールしているのですが、その様子を観察して家でもトライしてみた結果
冷蔵庫から出しておくワインを少しづついれてワインを揺らしながら温度をあげつつ飲む
というのがよろしい気がしています。
でも飲むペースが早くて困るのよ、みたいなあなた、いい方法があります。
なんらかの容器である程度の量を常温で戻しておくのです。うちはデキャンターなんてないので、ティーポットですがw
少し温度を下げて飲むと最初のひとくちがさらっと入るのと、開きがちな果実味が締まって、より酸が感じられてワインがすっきり感じます。その分香りは閉じますが、それは温度の上昇にあわせて楽しめばよいのです。
この赤ワインのひとくち目の爽快感が日本の湿度を重く含んだ夏にはぴったりですよね。
そもそも外国は湿度が違うから
イタリアも夏に何度か訪れたことがありますが、やはり夏の湿度の感じがまったく違って、夏の暑い日でもそこそこワインが美味しく飲めるのですよね。
でも1杯目は泡やよく冷えた白がいいですがw食事中盤から赤を常温でいただくことに日本ほど抵抗がないと思っています。
ちなみに日本市場はヨーロッパよりもより白ワインが好まれて、温暖化や食事のヘルシー化により世界的にも白が好まれるそうです。で、白ワインの人気とともに価格も上昇中。
もともとヨーロッパは地域にもよりますがどちらかというと赤ワインの文化なので赤ワインのほうが生産量があったりすることから、赤は売れ残りがちで、常に店の在庫のバックヴィンテージを観察しているわたしとしては、赤の方が日本では質に比べてコスパがよいのではなかと感じていて、その中でも赤の敬遠される夏に、赤好んで飲むことはわりと賢いチョイスなのではないかと思っています。
ちなみにこの日は軽く冷やしたサンジョヴェーゼ主体の赤とゆで豚、鯛のカルパッチョをあわせましたが、よい感じでした。
それではみなさまも素敵なワインとの時間を
ではまた
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名前:#Petti Rosso
ヴィンテージ:2019
生産地:#トスカーナ
つくり手:#Fonterenza
主な品種:#サンジョヴェーゼ80% チリエジョーロ20%
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:
味わい:
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