ワイン

フリウリのメルロー主体のワイン2種を飲み比べ Dario Princici Radikon

月曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

わたしは先週飲みすぎたのもあって休肝日です。

さて、先週末に参加したとても素敵なワイン会での話を

ワインの好きなひとと一緒にお話ししながらいただくワインは特に美味しいく感じます。またワイン会をひらかれる人のワインのセレクトにその人のセンスや背景なども感じられてとても興味深い。またちょっとお店では難しいようなワインの飲み比べもできて楽しいです。

タイプの違うつくり手のワイン2種を飲み比べ

飲み比べたのはDario PrinciciのRosso2018とRadikonのRS2020

どちらもフリウリを代表するワインのつくり手ですが、まったく個性の異なるつくり手さんです。また、どちらも人気のワインなのでふたつを並べて飲むチャンスはなかなか得難い。特に白が有名なつくり手さんでもあるので、両方の赤、そして同じ品種主体のワインを飲み比べられるチャンスはめったにないのではと。

親しみ深くふところ深い印象のダリオ・プリンチッチ

ダリオ・プリンチッチはメルロー70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%で、ボディのしっかりしたボリュームのある飲み口のワイン。こちらは2018ヴィンテージでしたが、果実のむっちりとした味わいが熟して美味しく、ヴァニラの香りもふわり。少し甘く感じ、一緒にだしていただいたお料理がお肉の唐辛子とパクチーとミントがきいた炒め物でしたが、その辛味を果実の甘みがマイルドにしてくれてとても美味しかったです。

透明感ある酸味が孤高の存在感を醸し出すラディコン

上質なのに胸襟をひらいてくれている印象のあるダリオ・プリンチッチとは真逆にあるような、いつも味わいに少し他を寄せ付けぬような魅力のあるラディコン。

こちらは2020のヴィンテージで、ラディコンにしては早飲みのRSシリーズ(エルエスではなくイタリア語でエッレエッセと読んだらイタリアワイン通感でますねwww)ブドウはメルロー、ピニョーロということなんですが、こちらはメルローの果実味のボリューム感ではなく、果実と果皮の複雑な香りと味わいが調和して透明感があり、出汁のようなニュアンスさえありました。高貴な品種といわれるピニョーロがブレンドされているせいでしょうか。

こちらは出汁とあわせて貝と春野菜の蒸した一皿といただいて、勝手にフリウリの春を脳内イメージしてしまいました(行ったことなんだけどねw)

この2つをセレクトして、個性の違いを料理との調和させるなんて、(しかもダリオのrossoはヴィンテージでかなり味わいが異なる)集中的に2つの作り手ワインを飲みこんでないとできないなと、主催頂いた方のフリウリオタク具合じゃなかったw見識の高さを再認識いたしました。お料理もしばらしかったです。

それではみなさまも素敵なワインとの時間を

ではまた

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名前:#rosso
ヴィンテージ:2018
生産地:#フリウリ
つくり手:#darioprincici #ダリオプリンチッチ
主な品種:#メルロー 70%、カベルネ・ソーヴィニヨン30%
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:ブラックベリー、バニラ、チョコレート、タバコ
味わい:むっちりとした果実味、香ばしい香り、余韻も長め
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名前:#rs
ヴィンテージ:2020
生産地:#フリウリ
つくり手:#ラディコン #radikon
主な品種:#メルローm、ピニョール
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:クランベリー、バラ、
味わい:チャーミングな果味、ここちよく美しい酸、出汁感
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