ワイン

時間をかけて楽しむワイン Ar.pe.peのValtellina Superiore Il Pettirosso2015

火曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

今日は日曜に投稿したこの記事の続きになります。

そして5日目の復活

5日目になるとほとんどなくなっていたのですが(3,4日目元気ないなといいつつ飲み進んでいたw)これがまた素晴らしい。果実が完全にひらいて熟成した味わい、そして香りの重層差が美しい。

香りの複雑さを楽しみたいので最後の一杯は食後に置いておき、平行して抜栓していた南カラブリアの新進気鋭の作り手L’acinoの赤が3日目になって元気全開でしたので、彼にもつ鍋はお任せしておいて、お取り寄せで買った大東園のもつ鍋と文句なしのペアリングでいただきました。

もつ鍋でも悪くはないのですが、肉の脂とカツオや昆布の出汁の脂のうま味を前にすると、繊細な香りがどこいった、みたいなことになりそうなので。。。

初日にあわなかったチョコレートのテリーヌと抜群の相性

デザートとしていただきたかったので、バレンタインデーの残りのチョコのテリーヌとあわせました。抜栓初日の日にままったくあわなかったのですが(チョコレートの酸味とワインの酸味があわさって過激に酸が口の中で暴れた)5日目は酸がおだやかになって、果実の深みがでてきたので、それがチョコレートの味わいとマイルドに絡み合ってくれました。

ワインにとって待つことの重要さをあらためて感じる

つくり手さんの話しを聞くたびに、リスクをとってもブドウの収穫時期を遅らせたり、リリースまでの熟成期間をとることでブドウのポテンシャルを引きだしたりすることの重要さを感じます。

ワインによっては買ってから開けるまで、開けてからもワインによっては様子をみながら飲むことはけっこう重要だなと、家飲みが多くなったこの数年間に感じるようになりましたね。

抜栓したあとのコントロールは飲み手であるわたしたちにできる数少ない時間へのアプローチで比較的簡単にできると思います。

様子をみて調整していくことはプロのソムリエさんのやりかたを観察したり、お話をきくのもとてもよいと思うのですが、実際自分でやってみるのが一番腹落ち感があり、かつ面白い部分ではないかと。

具体的なやり方としては、飲酒量がそこそこあるわたしは、2本平行抜栓をしてたのしみます。そのワインとの比較も楽しいですし、おすすめです。飲酒量が増えてしまうよくない一面もありますがw

それではみなさまも素敵なワインとの時間を

ではまた

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名前:#valtellinasuperiore Il Pettirosso
ヴィンテージ:2015
生産地:#ロンバルディア
つくり手:#arpepe
主な品種:#ネッビオーロ
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:クランベリー、
味わい:チャーミングな果実味、最初はアタック強め、しっかりした酸味
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