ワイン

魚介にあわすならFonterenzaのBianco 2020

月曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

今日はお魚のお鍋にぴったりだったワインのお話を。

当然のように白はもちろん魚介にあうね

先日の投稿で謎に魚介にあってしまった赤ワインのお話をしましたが、こんどは同じつくり手さんの白のお話。

鍋はタラを中心に、大根とねぎ、春菊の鍋というシンプルでうま味のきいた鍋。

この日あけたのはFonterenzaのBianco 2020。トスカーナの白の土着品種をミックスしたもので、カジュアルなスタイルです。

さらっとしていて、口当たりよいのですが、最後にじゅわっとうま味とタンニンがきます。

このタンニンが特徴的で、午後の紅茶のストレート、もしくはダージリンのようなライトなタンニン。紅茶っぽい印象です。トスカーナでも海に近いところのブドウのせいか、ミネラルもしっかり感じます。

なので淡白でいて味わい深い魚と野菜の鍋にぴったりでした。まだ寒い日が続くので鍋の時にのんびりあけたいワインですね。

一方でつくり手さんのラインナップ全体からしてみると、赤が際立った印象があり、かつ一番カジュアルなPettirossoのコスパの良さから比べると(このBiancoも白では一番カジュアル)、少し白は魅力の弱い印象が否めない気もしています。(このつくり手さんの赤が美味しすぎる)

地方的に赤が有名なせいかもあるからでしょうか。トスカーナで激ウマな白、まだ出会えていないな・・・

最初と最後で全然ちがう

こちらのワインですが、抜栓したてと最後では見るからにして、味わいも全然違います。時間の経過というよりは濃度といったところでしょう。

最初がブラウン味を帯びた透明なオレンジ

そして最後になると濁ってきます。

いうまでもなく、最後のほうがうま味が凝縮していて味が濃く、そういうワインが好きなわたしには美味しく感じます。この最後の一杯が複雑感もあり、なかなかまったり飲むにはうってつけなんですよね。

スイーツペアリングでも

普段は甘いものもいただくのですが、ケーキかいかの塩辛かといわれれば後者をえらぶような人間ですwこの日はたまたまケーキがあったので、食後にまだ残っていたワインをあわせてみました。

ケーキとワインって、チーズケーキやチョコレートは合わせやすいのですが、生クリームのケーキ(特にイチゴショート)とワインの相性は難しいと感じています。特に赤ワインとあわすとかなりの確率で生クリームが負けるし口の中が微妙に・・・

でもこちらのワインは紅茶感あるせいか、生クリームとも寄り添ってくれる感じ。

ラム酒たっぷりサヴァランとも相性良く、お酒の種類が違ってもいけるんだなと地味な発見を楽しみました。

お鍋たべて、ケーキとなかなか幸せな日曜日の晩ごはだったので今週もがんばろうかな。

みなさまも素敵なワインとの時間を

ではまた

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名前:#bianco
ヴィンテージ:2020
生産地:#トスカーナ
つくり手:#Fonterenza #フォンテレンツァ
主な品種:#ヴェルメンティーノ アンソニカ マルヴァジーア トレッビアーノ
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:キンカン、レモンピール、オレンジ
味わい:さらっとした口当たり、ライトで切れのよいタンニン、風味中、余韻は短い
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