ワイン

ヴィナイオッティマーナにいく Tropfltalhof

寒かった土曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

わたしは昨日からワンオペで息子を見ているのでかなり疲れました。。。でも隙あらばという感じでワインも飲んだのですが。

さて、今日はヴィナイオータさんの生産者を読んだイベント、ヴィナイオッティマーナでつくり手さんにお会いした話のつづきです(って言っている間に次のヴィナイオッティマーナは明日ですw)

Tropfltalhof(トロプフルタルホフ)という舌を噛みそうな名前

このつくり手さんのワインを飲むのは初めてでした。ヴィナイオータさんのワインのなかでも取り扱いを始めたのは最近らしく、しかもワイナリーとしても2020年スタートということで、まだ若手に分類されるのではないでしょうか。隣にいらっしゃった飲食店の女性の方も1種類しか飲んだことがないとおっしゃっていたので(ヴィナイオッティマーナにいらっしゃる飲食店の方はそれはもうイタリア自然派ワインの経験値は並々ならぬものだと)、なかなか出会える機会が少ないつくり手さんなのでしょう。

なんの気負いもなく、わー、はじめてのつくり手さんだとブースに行ってひとくち飲んだら・・・なんというか非の打ち所がない、突っ込みようのない完成された味わい。

その時つくり手さんが不在だったので、サーブいただいたのが、とっても素敵なサービスマンの方でした。この方がヴィナイオータの太田社長とこのつくり手さんが取引にかなうか一緒に会いに行ったそうで、その時にトレンティーノ アルト アディジェ州で国際品種(カベルネ・ソーヴィニョンとかソーヴィニヨンブランとか)ばっかりで自然派ワイン・・・どやねん・・・(すみません勝手に関西弁に意訳していますw)という感じだったそうですが、飲んでみて大ヒットだったらしく、サービスマンの方が次の日起きる前に太田社長は取引を決めていたということでした。

そのエピソードをお伺いしながら頂いたせいもあるかと思うのですが、確かに自然派ワインの複雑でピュアでやさしい魅力を存分に持ちつつも、ワインとしてエレガントで破綻なく、ワイン好きの人なら絶対に美味しいというに違いない安定感があります。

鳥のさえずりに耳をすますように、繊細な果実の甘さや苦みのいろどりに、安心して身をまかせられるような・・・そんな感じのワインです。

特に、評判の高いロゼワインにその特徴があらわれているようで、その儚げで美しい味わいを感触でたどっていくと、会場のざわめきも一瞬、すっと消えていくような感覚でした。

そんな素敵なワインはRose Marie(ロゼ マリー)と、奥様の名前がつけられていてそれもロマンチックだわ、とほんわりしたんですが、後からその奥様はロゼじゃなくて違うワイン(ビオニエ)が好きだということを教えてもらって・・・まあ、確かにビオニエも素敵ですが、ねw

いきなりインパクトのあるおじさん登場

わたしがブースに行ったときは、つくり手の方が食事中で不在でしたがそれが終わって帰ってきた男性がいたので、つくり手さんかなと思ったら、そうじゃなかった。

典型的に良くしゃべるイタリア人のおじさんは、つくり手さんのお友達のワイン愛好家で、彼のワインを飲んで美味しかったので、ヴィナイオータの社長にお手紙を書いてつくり手とつないだ方でした。えらい、あなたがいたからわたし含む東の果てにある国のひらたい顔の民族が南チロルのTropfltalhofのワインに出会えた!

しかしこのワイン愛好家の方、典型的なイタリア人のよくしゃべるおじさん(ニュアンスとしてはおっさんw)で、つくり手の方がやってきてもずっと喋ってて、なかなかつくり手の話がきけなかった・・・

つくり手のアンドレアス は、それに対して口数が少なく、落ち着いた印象の方。たぶんこの人が直接ヴィナイオータの社長に自分のワインを売り込みに行くようなことはなかったんだと思うと、おじさん、よくやった。

写真の右から6人目がつくり手のアンドレアス。そしてそのお隣のマダムが奥様。

このおじさん、なかなか調子のいい感じのイタリア人というところで、ひょいひょい他のブースによっては、通訳さんにちょっかいかけて喋って、良いランクのワインのみちょこちょこ味見したりして、ヴィナイオータのワインセラーをじっとり長めたりして、なんだか楽しそうでした。自分が紹介したつくり手さんの晴れ舞台に同行して海外に行くなんて、なんだか羨ましいですねw

さて、話はずれましたが、Tropfltalhof(トロプフルタルホフ)のワインにまた出会えるかな。。。注文するときに作りての名前を噛まずに言えるかが問題ですが

それではみなさまもワインとの素敵な時間を

ではまた