ワイン

バローロっぽくないバローロが美味しいG.D.VajraのBarolo Albe 2018

12月らしく少し寒かった土曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

わたしは仕事の残りをやったり息子と適当に遊んだりしたりとそこそこ忙しい休日でした。

それでは今日は美味しかったバローロらしくないバローロのお話を。

バローロの強さが受け入れにくいときもあるさ

バローロといえば、アタックもタンニンもブドウの力がパワフルで、よいものを頂くと、その強靭で精悍な味わいの中にあるブドウの色気のようなものにうっとりします。

とはいえ、だいたいがあってくれないにっぽん庶民の我が家の献立・・・おつまみ飲みやもけっこう強いワインなので、疲れているときとかちょっとなと思うことの多いワインで、お値段的にも(いや、ここが一番の要因かもしれないが)なかなか手に取る機会の少ないワインかと思います。

バローロらしくないのが使いやすかったりもする

この日頂いたのはG.D.VajraのBarolo Albe 2018

まごうことなきバローロですが、早飲みのバローロらしく(バローロを飲めるまでの熟成期間は長い)開けた瞬間から全力疾走ぐらいの勢いなんですが、しなやかにチャーミングでエレガントなんですよね。

バローロらしくない、というのは個人的な主観で、今たくさん流通している比較的熟成期間の短いものはこういう傾向なのかなとか思いますが、こちらは繊細で奥深さもあり。

個人的にはこういう飲み心地がよい、かつ一口飲むあいだに揺らめくように香りや味わいが変化する奥行きがあるワインは大好きです。でもバローロを味わおうとして、これだとちょっと残念感もあるよな的な感も否めない複雑な気分。

使い勝手でいくと、にっぽんの庶民(つまりうち)が肉を焼くとかローストビーフを作るみたいなシチュエーションにも、疲れたしちょっとご褒美的にナッツやチーズなどをつまみながら飲みたいなという時にもしなやかにフィットしてくれると思います。

お値段も現時点では5~6千円代で買えると思うので、誕生日とかクリスマスとかちょい晴れの日に使いやすいお値段ですし。

ちなみにこの日は順番的に、いろいろ具材を添えていただいたサラダとあわせましたが、ドレスをスニーカーとあわせてカジュアルダウンするみたいな感じの無茶ぶりにもちゃんと答えてくれる優秀な子でした。

ここからはマニアックな話になりますが、いわゆるバローロらしさを味わいたかったら、こういうバローロよりも、トリンケーロのネッビオーロをセレクトした方がそういう魅力がより最適かなと思います。個人的に。

それではみなさまもワインとの素敵な時間を

ではまた

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名前:#Barolo Albe
ヴィンテージ:2018
生産地:#ピエモンテ
つくり手:#G.D.Vajra
主な品種:#ネッビオーロ
インポーター:#テラヴェール
香り:ブラックチェリー、透明感のあるバラや菫の香り
味わい:親しみやすく奥行きのある果実味、こまやかなタンニン、エレガントな余韻
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