ワイン

魚介のパスタと醸しワイン2種 BajolaとKametija Nando

水曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

今日は先日のワイン会でいただいた印象的なワインとお料理のペアリングのお話を。

果実のニュアンスが美しいスロヴェニアのワイン

一本目はKimetija NandoのJakot Belo Suho Vino Blue Label2021。

最近フリウリのワインをよく飲むせいか、スロヴェニアのワインを飲むチャンスにも出会います。フリウリとスロヴェニアは国境を境に隣接しているので、ワイン文化も共通するポイントがあるなと思っています。

初めて飲むつくり手さんのワインでしたが、ストレートな果実の香りのなかに青いハーブの香りも少しあり、しっかりとした揮発臭。自然派好きな人にはたまらない、揮発臭香る素朴な感じのワインですが、味は全体的にきれいめ。

あとから調べてるとマセレーションが短いとのことでしたが、醸したニュアンスもわりとしっかり感じます。オリとの時間が長いせいかボディもあって発酵したニュアンスも。

こういう素朴ジューシー系ワインはなんといっても魚介にあいます。この日いただいたのは、ヤリイカのパスタでカラスミがたっぷりかかっていたので、ベストマッチ。

2本目はBajolaのBianco Bajola Foglia2018

これがさらに、素朴で野性的。ヴェルメンティーノを中心にいろいろなブドウがはいっているそうですが、それぞれのブドウがまじりあった複雑感が調和というよりも騒ぎまくっている感じです笑。つまり元気いい。飲み口もオレンジジュースのように濃厚。

個性の固まりみたいなワインですがあとから調べてみると、つくり方もなかなか個性的で、畑の真ん中にブドウを醸すタンクがあるとのことです。ブドウを収穫後すぐにタンクに入れらるのでブドウの酸化が進むのを抑制できるのだとか。そういう感じで酸化防止剤等の薬品の使用も極限まで抑えたつくりをしているということ。そこからブドウの自然に荒れている感じが上手い感じにでているのでしょう(抜栓後すぐに変化しそうな気配もしているが)

はい、これがまた魚介にあうのですよね。こういう素朴に元気いっぱい、Hey,yo!醸してるぜ、yo!みたいなワイン(どんな)もカラスミとあわせるとお酒も料理もすすむ、すすむっ!どこまでもっw(線路?)

自然派ワインと魚介、とくにカラスミとの相性が

白の醸しているうま味感たっぷり、もしくは揮発臭香るワインの魚介、とくに出汁感のある作り方をしているパスタ(しっかりパスタソースを乳化して魚介の出汁となじましている)は本当に相性がよいと再認識しました。そしてカラスミをかけるとうま味が加わって、さらにワインのうま味とマッチしていると感じます。

これは家でも真似したいなと思いますが、ワインもパスタも進みすぎてやばいので、ちょっとやめとこうかなw

それではみなさまも素敵なワインとの時間を

ではまた

——————————————————
名前:#Jakot Belo Suho Vino Blue Label
ヴィンテージ:2021
生産地:#スロヴェニア 北西プリモルスカのゴリシュカ・ブルダ地区
つくり手:#Kimetija Nando
主な品種:#フリウラーノ 100%
インポーター:#オルヴォー
香り:オレンジ、レモンピール、ハーブ、揮発臭
味わい:酸はしっかり、ボディあり、タンニンもそこそこ

名前:#Bianco Bajola Foglia
ヴィンテージ:2018
生産地:#イスキア島
つくり手:#Bajola
主な品種:#ヴェルメンティーノ、ヴィオニエ、
ソーヴィニヨンブラン、マルヴァジーア ディ リーパリ
、インクローチョマンゾーニ
インポーター:#エヴィーノ
香り:レモン、オレンジ、グレープルーツ
味わい:酸はまろやか、ボディがかなりしっかり、タンニンあり
——————————————————-