ワイン

待つことがワインを美味しくする Ar.pe.peのValtellina Superiore Il Pettirosso2015

日曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

わたしは久々にワイン会に行ってまいりますので、今日は早めの投稿。そして昨日家飲みで調子のって若干ワインが身体に残ってます・・・今日のワイン会は一人900mlワインをいただけるのだとか・・・来週は休肝日増やそう・・・

今日はやっぱりワインは「待つ」ことが大切だなと思わせてくれたワインのお話を。

そのワインとは

Ar.pe.peのValtellina Superiore Il Pettirosso2015。Ar.pe.peはロンバルディアでネッビオーロだけでワインをつくっているという個性派ぞろいのイタリアワインのつくり手の中でも個性的な作り方をしているつくり手さんです。

2023年年初に行われた自然派ワインのイベント「ヴィナイオッティマーナ」でつくり手さんにお会いし、代表的なワインを飲み比べることができました。その時のお話とつくり手さんについてはブログであげておりますので、ぜひ読んでみてください。

抜栓初日の強烈なアタック

抜栓してすぐは、けっこう酸がたっていて、アルコール感もしっかり。ネッビオーロのワインにありがちなアタックの強さの洗礼に少し怯みましたが、香りも味わいも美しい透明感が。

少し前までピエモンテのワインにはまっていて、ネッビオーロを数種類飲んでみての感想ですが、飲むときも少し時間がいる品種だと思います。こんな感じでアタックが強い。そしてこの強さが数日でびっくりするぐらい変わっていくのですよね。

ちびちびいただきながら、この日は息子リクエストのミートボールのオーブン焼きやお芋のサラダとあわせました。

抜栓2日目から本領発揮!

経過観察のためにゆっくり飲もうと思って南イタリアのつくりてL’acinoのワインも平行して抜栓したのですが、これは狙い通り抜栓当日から美味しかった。そういうワインにはない魅力がきっとこのワインにはあるのよ・・・と思って飲んだ2日目、一口飲んでうっとり。

酸もタンニンもバランスがとれて、しっかりしているのにとても透明感が。果実のキュートさが全面にでているのに、しっとり穏やかで上品。

母鳥にここに入ってはだめよ、と言われた小鳥が秘密の森にはいって、特別な木の実を食べてうっとりしているような気分になります(どんなっ)

ワインの「Il Pettirosso」はコマドリという意味だそうなので、そんなに間違ってもないはず。。。

謎の3,4日目ちょっと元気なくなるという印象

2日目にようやく開いてきたワインによくあるパターンなのですが、3,4日はちょっとまとまりのない味になるんですよね。酸や果実味の溌剌さはおとなしくなってしまいます。このIl Pettirossoもそんな傾向にあって、3、4日目はちょっとおとなしく。

とはいっても、ワインとしては十分にポテンシャルの高いワインなので、デパ地下で買ってきた鹿肉のローストとぴったりでした。繊細ながらジビエのくせのある肉感にも寄り添ってくれるよいワインです。

さて、5日目なんですが、まさかの…

で時間がなくなったのでまた次の機会に。

みなさまも素敵なワインとの時間を

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名前:#valtellinasuperiore Il Pettirosso
ヴィンテージ:2015
生産地:#ロンバルディア
つくり手:#arpepe
主な品種:#ネッビオーロ
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:クランベリー、
味わい:チャーミングな果実味、最初はアタック強め、しっかりした酸味
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