ワイン

ふだんの食事によりそってくれるFonterenzaのPettirosso 2019

木曜の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

今日は透明感のある繊細でキュートな赤ワインの話を。

どんどん好きになるFonterenzaのワイン

今日お話しするのはPettirosso Fonterenza2019。Fonterenzaというつくり手さんはミラノ出身で双子姉妹でワインナリーを切り盛りされています。

先月のヴィナイオータで双子の片割れフランチェスカさんとお会いした記憶もまだ新しく、その時美味しかったワインをまた買い求めました。

どのワインも繊細で果実の複雑な甘みや苦みの微妙なニュアンスが心地よく身体に染みわたっていくようなワインです。

お会いする前にも何度か飲んだことのあるつくり手さんですが、飲めば飲むほどやっぱり美味しいなと感じて好きになるつくり手さんでもあります。

あけてすぐ美味しいPettirosso

抜栓してすぐにいただくと、しまった酸と複雑な甘みや苦みの微妙なニュアンスをより感じでキュートな印象です。

若々しいサンジョヴェーゼの良さが全面にでていますが、とがらずやさしい。

そして二日目以降は、ぐっとマイルドに果実感が丸くなってしっかりしたボディがめだってきます。でも繊細で透明感のある味わいは失われません。

鮭&ホタテとも相性よし

2日目ぐらいに合わせたのが、鮭のグリルとホタテの刺身でした。

結論からいうと、どっちもあいました。なんであわせたの?みたいな組み合わせですが、意外といけた。自然派の赤の魚とのマッチングは謎にペアリングします。

ワインのもつ出汁感とか、鉄分だとかが上手く反応するとよいそうなんですが、このPettirossoに関しては。。。なんなんでしょう?

ホタテの刺身なんで絶対あわなさそうですが、同時に口に含んでも反発せず、うまみ的なものがあとに残りました。

この日はお肉が続いてどうしても魚が食べたかったんですよねw

味醂干しとも謎にあう・・・

庶民の食卓にのぼる魚代表選手権にでたら好成績をおさめるだろう、味醂干し。ねっとりとした甘口の肴とかって、外国人にとってはなぜそうなったか謎な味付けですが、美味しいですよね。朝ごはんはもちろん、日本酒と一緒にも最高です。

そしてなぜかPettirossoにも合うわけですよ・・・

特に焦げたみりんの甘みとの相性よしで、満足度高かったです。

Pettirossoがグラス1杯分しかなかったので、念のための確認としてダリップリンチッチの赤を抜栓してしまいましたが(ただ飲みたかっただけw)ダリオの赤とはちょっと喧嘩しました。後半の生臭みを感じでイマイチ。

Pettirossoのしなやかさに驚かされたんですが、逆にこってり目の肉だとどうなのだろうか。ライトな肉料理のほうがあうかもしれません(牛肉のたたきとか、餃子とか)

まあ、もう少し上級ラインをあければしっかりステーキにもあうでしょう。いつかフィレンツェでFonterenzaのブルネッロをあけながら、ビステッカ・フィオレンティーナ(Tボーンステーキ)にかぶりつきたいです。

みなさまもワインとの素敵な時間を

ではまた

——————————————————
名前:#Fonterenza
ヴィンテージ:2019
生産地:#トスカーナ
つくり手:#Pettirosso
主な品種:#サンジョヴェーゼ、チリエジョーロ
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:クランベリー、いちご、ローズマリー
味わい:繊細な酸味、やわらかな果実味、ふんわりとしたあと口
——————————————————-