ワイン

ハギスと巻き寿司に Brezzolina Francesco Brezza

水曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

今日は先週末に昼のみした時の素敵な白のお話を

巻き寿司にあうワイン

節分に恵方を向いて沈黙して巻き寿司にかぶりつく習慣がある家とない家とあると思うのですが、わたしはあるような家で、家族全員でやるとなかなかシュールな絵ずらw

義母が毎年つくって送ってくれるのですが、これが味がしっかりついた具が多彩にみっちりと詰まっていて至福の味わいです。

しっかりした田舎っぽい懐かしい味の巻きずしにあわせたのがBrezzolina Francesco Brezza2021。

しっかりした味わいの素朴系ワインです。2021年ヴィンテージですが落ち着いた雰囲気もあって、味濃い目の巻きずしとぴったりでした。

こういう地味深い系の自然派の白は煮物系など少し味の濃い和食にもぴったりなのでめちゃめちゃ使い勝手がよいです。そしてお値段2千円ちょっと・・・

このつくり手さんのワインはどれもこれぐらいの価格なのですが、それには信じがたいぐらいの味わいです。素朴で落ち着く系なので日常の食事との相性はぴったりでしょう。

Casale del Monferratoにブドウ畑10ヘクタールを含む40ヘクタールの所有地を使って、肉牛を飼い、与える餌もすべて自分で生産したものを使用、小麦などのワラと牛糞を使って堆肥を作りそれを畑に返すという、完全循環型のバイオダイナミックス農法を30年以上実践しています。ワイナリーでもごく少量の2酸化硫黄以外の薬剤は一切使用しません。(ヴィナイオータかわら版より)

ということなので自然な農法のなかでのブドウ栽培だからブドウも自然につくられているということでしょう。売っているワインをみるとリリースするのが早めなのでそういう部分でコストコントロールをしていて、質を担保しながらのこのお値段を実現できている感じなのかと推測します。

スコットランドの羊肉の郷土料理、ハギスとあわせる

この日は巻き寿司ではなくて、メインはスコットランドの羊肉の郷土料理、ハギスでした。

なんでこんな特殊なものがあるかというと、友達の家に集まってつくることが恒例行事のようになっていて。それが先週に行われてその残りを参加できなかった人を中心に食べましょうという会でした。そう、わたしはヴィナイオッティマーナ参加でいけなかったw

ハギスは羊の臓物を中心にいろんな部位と香味野菜、つなぎにオートミールを胃袋に詰め込んで煮る、といったひき肉料理です。

この日いただいたものは人口のプラスチックのソーセージの皮のようなものに詰めて煮たものになります。

胃袋に詰めてつくるのにはちゃんと意味があって、一定程度透過性がある胃袋に詰めることによって羊の臭みがとれるのですよね。なのでこの日のプラスチックの皮でつくったものは羊の臭みをしっかり感じました。(でも美味しい)

その臭みにこのワインの存在感が負けてしまった印象でしたが、臭みのない、素朴なひき肉料理との相性はよいと思います。胃袋でつくったものとは相性良かったです。

写真の様にマッシュポテトを添えて、カブをすり下ろして煮切ったスコッチとクリームのソースをかけて食べるのが定番だそうです。(この日はソースまで手がまわらず)

いろいろと食事にあわせられる機会が多いワインと感じたので、これはリピ決定。そしてコスパ大賞(自分で勝手に決めている)ノーミネートでしょう。

赤もまた久しぶりに手に取ってみたいと思います。

みなさまもワインとの素敵な時間を

ではまた

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名前:#Brezzolina
ヴィンテージ:2021
生産地:#ピエモンテ
つくり手:#Francesco Brezza
主な品種:#ヴェルメンティーノ
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:柑橘(レモン、オレンジ)揮発臭、
味わい:くちあたりわやさしく、じわっと地味深い、出汁感も少々
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