昨日今日の東京はめちゃくちゃ寒いですが、みなさまいかがお過ごしですか?
さて、ヴィナイオッティマーナでお会いした2人目のつくり手さんのお話を。
ここのブルネッロが飲みたかった
はい、今回もミーハーは理由であれなんですが、このつくり手さんのブルネッロを飲めるのがめちゃくちゃ楽しみでした。
ロッソ ディ モンタルチーノがこんなに美味しければ。。。みたいな感じで。
売っていることは売ってるんですが、1万円ぐらいするのでちょっと家では、でもグラスで飲める機会もないしな、的なやつですねw
まずつくり手さんのパワーに圧される
このつくり手さんは、双子姉妹というのがとてもキャッチーで、ワインのラベルにもそれが表現されていますね。今回はフランチェスカさんが来日していてお会いすることができました。
良くしゃべるイタリア人の典型のような方で、こまどりのように、動いて喋るw
つくり手ブースをとりまく人々に一人づつ陽気に言葉をかけてワインをすすめてくれるような親しみやすい雰囲気もありました。イタリア人らしい大げさなボディーランゲージも含めて、見ているだけでこちらも元気になるような。
彼女たちらしさが表現されたワイン
もう一人の双子の片割れがどんなかたなのかはわかりませんが、このフランチェスカとともに仕事をしているということは、きっと活力にあふれた方なのでしょう。
いくつか試飲させてもらい、ブルネッロも美味しかったのですが、気軽に飲んでもらいたいという方向性でつくったPettirosso(ペッティロッソ)がとても美味しく感じました。
とてもワインが活気に満ちた感じなんですよね。サンジョヴェーゼの果実感が、口の中ではちきれるような感触です。
そして、フランチェスカがとてもこだわりをもってつくるRosso di Montalcino Alberello (ロッソ ディ モンタルチーノ アルベレッロ)
彼女いわく、とてもおもしろい木たちで、その畑の中で働いていると自分も元気になるように感じるとか。なんだかスピリチュアルな感じですが、その作用がうまく働いたせいかワインにも生命力を感じます。Pettirosso(ペッティロッソ)は、はじけるような軽快さもあるチャーミングな感じですが、こちらはもっと力強い。
お目当てのブルネッロと飲み比べてみるとまたそれが顕著で。異なる畑で、ブルネッロらしさを目指してつくったブルネッロはそれは素晴らしく情熱的で力強さも十分に感じる気品のある仕上がりです。一方でAlberelloのほうはエネルギーをより感じて、目の前にいるフランチェスカさんの印象により近かった気がしました。
前半のセミナーのなかで、経験が少なかったせいでいろいろ自由にチャレンジできてそれがよかった点もあるとお話されていたのですが、そこがこのワインの良さとなって結実しているのだなと、しみじみ感じましたね。
主催されているヴィナイオータの社長さんがワインは人である、とよくおっしゃっていますが、つくり手さんを前にワインをいただくとその感じが少し掴めるような気がしました。
きっとお母さまも元気な方
ブランチェスかさんから、これ母の描いた絵なんですよ、と絵葉書をもらったのですが、その絵葉書がまた素晴らしい。
グラフィックデザイナーをされていて、80を超えた今でも絵をかいてとても元気なのだとか。いきなりワイナリーを立ち上げるといった双子姉妹を育てた方ので、それはそれはパワフルなんだろうな、と勝手に想像しながら、ブルネッロはちょっとおかわりして(いやしいw)ちびちび飲んでいました。
それではみなさまもワインとのすてきな時間を
ではまた