ワイン

フリウリワイン会続きというか本題!ワインの話 ラディコン、ダリオ、グラヴネル

朝は雨で特に冷え込んだ木曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?

わたしはアレルギーがでてしまって、コンディションはあまりよくないのですが、先日抜栓したダリオ・プリンチッチの白が今を盛りとひらいています(泣)

前回に引き続きで、学芸大のワインショップ、エッセンティアさんでひらかれたワイン会のお話を

個人的に一番染みたのはリボッラ・ジャッラ飲み比べ

ラインナップは以下になります


ダリオ・プリンチッチ / リボッラ・ジャッラ 2018
ラディコン/リボッラ・ジャッラ1000ml2012
グラヴネル / リボッラ 2012

まずはダリオ・プリンチッチ

俺の愛するダリ男氏です。(一人称がいきなり俺になってすみません)個人的にフリウリのワインって、どこか人を寄せ付けないところがあるなって思ってるのですが(今回のラインナップは特に)ダリオ・プリンチッチは違うような気が。

飲んだ瞬間からはじけるように香りとうま味が降りかかるようにやってきてくれるところに親密さを感じます。旅行でドイツからイタリアに入ったことがあるのですが、あのときに感じたイタリア人の距離の近さと似ているような(ドイツ人も親切でしたが)作り方のアプローチとして、そこがどこからくるのかイマイチわかってない自分に気づきました。

そしてラディコン

説明するのもあれなんですが、自然派ワインマニアの入口ワイン代表として名を馳せる、これぞ自然派ワイン代表選手権ナンバーワンなんではないかなと(個人調査)勝手にラディコン将軍と名付けます。

このとき頂いたラディコンは特別に紅茶の印象がありました。それも結婚のお祝いでいただいたマカイバリというダージリンの最高峰のお茶の香り。その少しハーブ感のあるところがお高い感じになるので、ダリ男の親しみやすさが際立つのかもしれません。最後に南国の花のような濃密で官能的な余韻がほんのり残ります。

さて、リヴォッラジャッラのラストを飾るのが帝王グラヴネル

伝説やら存在感には帝王感があるのですが(お値段的にもねw)その威圧感を感じさせない感触でいて、味わううちにだんだんと精神が深いところに吸い込まれるように頭の中のノイズが消えます。(瞑想的なワインとはこのことか)

紅茶やコケのような香りがするのですが、どれもとてもソフトでここちよく、その感覚を追ううちにどこか深いところに吸い込まれているような気になります。アンフォラ(ツボ)熟成にこだわったつくり手さんですがこの静かな感じはそこから来るのか。

常々思うのですが、良いワインは時間の質を変えるのですよね。

飲み比べることで、それぞれの個性をよりよく味わえたと思います。

で、どれが好きなのといえばダリ男なんですよね。ほら、ラディコンとかグラブネルとかってなんか構えちゃうじゃないですか。家帰ってきて将軍とか帝王とかいたら疲れるでしょ(笑)

疲れたときはソファに座って(半分寝て)だらっと飲みたいわたしにはダリ男の包容力がありがたい。

でも、きれいに身づくろいしてお出かけして、グラスではラディコンやらグラヴネルを頂きます。てか、グラブネル帝王、次お会いできるのはいつになることやら