お天気のよかった週末の夜、みなさまいかがお過ごしですか?
わたしは土曜日にワインスクールに初めて行ってからワインの試飲会に言ったりとワインラバーとしては非常に充実した週末を送りました。(そしてその分息子の世話はさぼりがちだったのはわかっているよ配偶者)
さて、今日は試飲会に行った方のお話を
エッセンティアさんで行われたフリウリワインの会にいってきました。ここのワイン会のマニアックさにはいつも驚きですが、なんと今回は自然派でかつフリウリのワイン、しかも巨匠たちを並べて飲むという贅沢なワイン会です。
で、あわてて応募してみたんですが、あまりに参加人数が少なすぎてびっくりしてしまいました。いいですか、「自然派」で「フリウリ」でかつこのメンツを一度に飲み比べられるのですよっ!!!!
って、わかる人にはわかるが、わからない人にはさっぱりわからない、このイタリアワインのなかでもさらにニッチな自然派ワインの世界。(そもそもイタリアワイン自体がニッチ市場)
今回はそのわからなさをあえて、言葉を尽くして精一杯語ってみたいと思います(いや、ただの酒飲みのぐだぐだなんだけれども)
必ずフリウリを攻めよ
市井のただの酒飲みの中年が酔った勢いで(今シラフなんですが)ちょっと言い切ってみようと思うのですが、イタリアの自然派ワインの理解をすすめようと思うならばぜひフリウリのワインを飲んでおく必要があると思うのです。
たぶん、オーソドックスにイタリアワインを飲みはじめると、ピエモンテやトスカーナからはじまって、北はフランスよりにいってしまうか、南は軽くこなしてシチリアサルディーニャあたりはまったく目に入らなくて、やっぱり北が美味しいよね、で終わってしまわれることが多々あるのではないかと思っています。
市場の在り方(情報や商品の量)を考えればそれは仕方のないことなんですが、でも自然派という枠組みでとらえると、ちょっと違ってくるような気がしています。(その前に自然派とはなんなんだ的な話をしないといけないかもしれないのですが、ちょっとそこはわたしごときには重すぎるのであっさりパスします)
そしてあえて、よぱらった勢いで言ってしまうと(いや、シラフなんですが今w)フリウリのワインを飲んでおけば、イタリアの自然派ワイン、そしてこれからの自然派ワインの流れを把握しやすくなると個人的に思っております。
鑑賞のコツは第一人者と最高から攻めること
ワイン歴は20年ほどですが、もっと昔からやっているのが美術鑑賞です。大学で美術史を専攻して以来、美術作品を鑑賞することをライフワークとしてきました。その中でいろいろと鑑賞の仕方などもいろいろと考えたりするのですが、鑑賞の一番最初にやっとくべきことは、一番最初といわれる人(たち)と、その周辺の最高レベルのものをまず知っておくことだと思います。そして絶えずそこを振り返ること。
だれが一番最初なのか、みたいな話はいつも揉める話なのでここもざっくりしておきますが、その第一人者としてフリウリのつくり手をあげることに関しては、あまり違和感がないと思っています。そしてその周辺に最高の作り手がそろっていることも条件になると思います。
そういう同時多発的に凄い人が現れるのは、やはりそれぞれに影響されて切磋琢磨するわけで、またそこで名をあげようとすると、独自性も磨かなければならない、この正のサイクルがものすごい勢いでまわるので、素晴らしいものたちが生まれていくのです。その例として、イタリアルネサンスに名だたる芸術家が集中して生まれたことと同じ道理だと思います。またバスクという小さな町にミシュランの星を持つレストランたちが居並ぶのもこの方式ではないでしょうか。
イタリアの自然派ワイン(たぶん自然派ワイン全体なのかもしれないけれども)のそういう土地と時代の一つが今(もうちょっと前なのかもしれませんが)のフリウリワインなんだと思うんですよね。
そして、そういう突出した人々に影響される人がでてくるわけなので、元祖を知っておけば、どうしてこのワインをこういう風につくるのかの理解がすすむと思うのです。(飲んでいてわかった感がある)
ということで、フリウリワインをぜひ並べて飲んでみたかったのですよね。そして飲んで正解だったことだけ言って、ここで終わりたいと思います。
全然ワイン会がどうだったかとかかけてないのですが、今日はここで力尽きました。
またつづき、書ければ・・・
それではみなさまもワインとの素敵な時間を
ではまた