木曜日の夜、みなさまはいかがお過ごしですか?
今日は、先週末行ってきたヴィナイオッティマーナで、なんとMontesecondoのシルヴィアさんの隣に座って、ごはんを食べてきた話をしたいと思います(つまりあんまり緊張してワインの話をいろいろきけなかった)
自然派キャンティといえば的になってきたMontesecondo
実はここのワインは好きでけっこうよく飲んでいたのですが(なのでメインビジュアルは以前飲んだことのあるものです)やさしく、きめ細やかな味わいゆえに、ちょっとインパクトありなものに食いつきがちだったわたしはすっかり意識するのを忘れていました。
今回も一番お目当てだったブレッサンに心を奪われて、予習さえ忘れていたのですが、やっぱり飲んでみると心底美味しいということと、シルヴィアさん、めっちゃいい感じの人だったということをわたしは言いたい!
関西のおばちゃんの本領を発揮して、ごりごりつくり手席の隣に座る
ヴィナイオッティマーナはイタリア自然派ワインといえばなヴィナイオータさんの、つくり手と触れ合いながら全国から集まった極上のシェフ三人のごはんをつくばの自然あふれた環境のなかで味わえるという素敵なイベントです。
そこで、ごはんの時間があるのですが、大食堂でワインのつくり手さんと一緒に食べることができます。
こういうとき、ごりごりでつくり手の横に座ってしまえる厚かましさ。。。(関西のおばちゃんとしての矜持w)どのつくり手さんがいらっしゃるかわからないのですが、とにかく横に座りたいという好奇心で特等席ににじり寄りました。
で、横にいらっしゃったのがmontesecondoのシルヴィアさん。
イタリア人の一般的な激しくしゃべる陽気なイメージとは違って、とても落ち着いて紳士な方でした。
お料理を食べるときもお箸を使って丁寧に豆を召し上がる様子に、そこはかとなく日本文化への敬意を感じました。そういうものを自然に身に着けている方なんだと。
隣に座ったので、学生時代以降ほぼ使ってない(約20数年、歳ばれるっ)イタリア語を片言で会話しましが、その日でてきた、とても上品なアワビの出汁のきいた豆腐料理をとてもあじわってらっしゃいました。
となりに座っているわたしに気を遣ってくださったのか、好きな食べ物はなんだとかいろいろ質問いただたのですが、緊張しまくってなにをしゃべったのか、(そもそも喋れたのか)まったく覚えてません。
ごはんのあとに、さあ、下にいってわたしのワインを飲みましょうと誘われて、叩き売られる運命だったブドウを買い付けて醸造した爽やかなスパークリングから、トレッビアーノやキャンティの、飲み心地が最上ながら、しっかりとブドウの良さが伝わってくる、ゆるぎない存在感をもったワインをいただきました。
食事を食べながら自分のワインは日常の中にあるワインにしたい、とおっしゃっていたのがとても印象的でした。
確かに、どのワインもブドウの魅力の目鼻立ちはしっかりしているのですが、ぎらぎらした感じのない穏やかな印象で、かたわらにおいて落ち着いていただけるようなワインでした。
一日の終わりにこういう、佇まいの美しいワインと過ごせる生活は、なにがあってもとても幸せなのではないかなと思いましたね。
ちなみに、この時のわたしの舞い上がり方の証明として、シルヴィオさんと写真をとることはおろか、ワインの写真も、彼の写真も撮る余裕はいっさいありませんでした・・・泣
また次お会いするときは、彼のワインの魅力を少しはまっしになっているだろうイタリア語でお伝えしたい・・・・
それではみなさまもワインとの素敵な時間を
ではまた