きれいに晴れた12月の水曜日の夜、みなさまはいかがお過ごしですか?
さて今日は、先日お店でいただいた、シチリアの自然派のシラーのワインを。
Aldo Violaのワインはこれまで何度もいただいていますが、「自然派ワイン界のパブロ・ピカソ」とか「シチリアの鬼才」とか言われているわりには際立ったやばい感じがなくて、なんとなく取り上げることがなかったのですが、このシラーは突出したものがあったので是非書いておきたいなと。
やさしいスパイス感
シラーというブドウ品種は個人的にとても好みなのですが、果実のアタックの力強さに押されて飲み心地のよいというにはあくが強い印象があります。
このAldo Violaのシラーはその飲み心地のよさが素晴らしく、かつシラー独特の勢いのあるスパイス感も感じられているのに、なかなか優しい印象です。ひたすら果実味のフレッシュ感でチャーミングさを出すのではなく、こなれていてエレガントさもある感じです。
お肉にも魚介にもあいそう
この日はタコのラグーの手打ちのオレキエッテ(耳たぶみたいな形のパスタ)といただきました。
魚介でもラグーにしてしっかり煮込んでいる味が濃厚なものだったので、このワインの地味深さとスパイス所以の軽快さにとってもあいました
個性的といわれる自然派のワインを飲む場合、少し身構えてしまうものがあるのですが、このつくり手さんに関しては、いくつか飲んでみるととても手堅く、飲み心地のよさを感じます。
自然派ワインを飲み始めた頃は、あらぶった怒れる神がこんな味にしたのか?みたいなワインに惹かれるものを感じましたが、最近では飲み心地のよいものにひたすら惹かれます。
老化?いえ、経験値といいたいところですが。。。。
それではみなさまもワインとの素敵な時間を
ではまた
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名前:#Coccinella
ヴィンテージ:?
生産地:#シチリア
つくり手:#Aldo Viola
主な品種:#シラー
インポーター:#トレジャーフロムネイチャー
香り:バルサミコ酢、ハーブ、ローズマリー
味わい:勢いのある果実味、しっかりしているが軽やかさもある、余韻そこそこ
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