ワイン

麻婆豆腐にあわせる赤ワインTrincheroのGrigno 2016

少しお天気が崩れた土曜日の夜、みなさまはいかがお過ごしですか?

わたしは息子とお散歩したり、ランチを食べにいったりといつもの土曜日でした。

今日は先日、麻婆豆腐とイタリアの土着品種グリニョリーノをあわせたお話を。

中華のテイクアウトによって人類の存続は支えられているような気がする

テイクアウトできる中華があるから、日々乗り切れています。そしてコロナ禍以降、テイクアウトできる中華店が増えましたね。

スーパーのお惣菜にもあきた、なんかちょっと美味しいものが食べたい、疲れているしちょっと味濃いものがあったら。。。と思う時、遅くまでやっている中華のテイクアウトがあると思うと今日も乗り切れる気になります。

独身時代にもあったらなとずっと思っていました。アメリカのドラマとかで見る、縦に長い紙パッケージに入った中華のテイクアウト、残業の帰りにピックアップ

でも関西に住んでいたので、その役割は遅くまでやっているお好み焼きとたこ焼きのテイクアウト店に支えられておりましたが。

だいぶん話がそれましたのでワインと麻婆豆腐の話に。

麻婆豆腐とグリニョリーノ、確かにあうのですが・・・

この日飲んだワインはイタリアのピエモンテの土着品種、グリニョリーノ。

果実味よりも渋みが勝つようなこの土着品種は味わいの強いものにもあうなと思っていて、キムチ味にもよりそってくれたので次は麻婆豆腐に。

麻婆豆腐は下北沢の金威のものです。テイクアウトの業態になってから味わいがカジュアルになってしまった(察してください)感あるのですが、それでも美味しい担々麺と麻婆豆腐。しっかりスパイスがきいていて、あとひく唐辛子のうま味もあります。

さて、ワインとの相性ですが、麻婆豆腐の刺激を洗い流すタンニン(渋み)がいいですね。唐辛子の辛さがワインの果実感をより膨らませるようです。

とはいえ、ワインが素晴らしすぎるのですよね。。。グリニョリーノのしっかりした渋みを骨組みとして、優雅に口に広がる果実味が心地よすぎるTrincheroのGrigno 2016。

この年は特にグリニョリーノの仕上がりがよかったようで、ちょっと前にあけた2015のものよりも果実味ののびやかさを感じました。

この麻婆豆腐のとあわせるならば、以前のポストで紹介した、Maurizio FerraroのSolo Rosso2018とのほうが相性がいいかもしれません。

こちらのほうが素直で素朴な味わいなので、よりカジュアルな麻婆豆腐に寄り添うような気がしています。

ワインが素敵すぎたので、大人のうまい棒投入

繊細な味わいには、繊細なつくりのものをあわせるのがよいかなというところで、買ってあったhotel de suzukiのドライフルーツを固めたようなスティックを投入。

ドライフルーツのうま味が詰まっていてワインとの相性が抜群なのでうちでは大人のうまい棒と読んでいます。

これをちびちび食べながらゆっくり味わうほうがよいワインでしたね。

ばっちり決まったわけではない今日のペアリングですが、いろんなワインと食べ物の相性を試してみること自体が好きなので(そしてそれをうだうだだべる)楽しかったです。

それではみなさまも素敵なワインとの時間を

ではまた

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名前:#Grigno
ヴィンテージ:2016
生産地:#ピエモンテ
つくり手:#Trinchero
主な品種:#グリニョリーノ100%
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:ザクロ、チェリー、ハーブ、胡椒
味わい:やわらかい酸味、しっかりしたタンニン、しっかりとした飲み口。

2日目以降、タンニンがまろやかになって、果実味がぐっとでてきました
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