綺麗に晴れて少し冷えも感じた木曜日の夜、みなさまはいかがお過ごしですか?
わたしは最近の冷え込みにやられている感あります。がっつり寒いと暖房つける気になるのに、そこまでじゃなくって、みたいな寒さが一番堪えづらいような。そんな時は身体を内側から温めましょうということで、あったか煮物とワインの出番です。
今日もいい感じに飲む口実がでてきたので笑
先日の食卓にあがった、洋風煮物とカジュアルな赤ワインのお話を。
ポトフとも言えぬ煮物が主役の日
この日のごはんは
・白菜とソーセージとスペックの洋風煮物
・いちじくのパン
・チーズ2種に柿をそえて
でした。(なんかドイツ人の食卓みたいですね)
主役がこの洋風煮物なんですが、
・ル・クルーゼに白菜をぎゅうぎゅうにつめる
・ソーセージ(パルシステムの)とスペック(デパ地下のいいやつ)薄い一切れを間にいれれる
・ブイヨンを入れて、塩を一つまみ、ふたをして20分ぐらい煮込む
的な超簡単レシピながらしみじみ美味しい味わいに仕上がりました。ポトフとも言えぬこの手軽さ。ローリエすら忘れたw
チーズには義母から大量にいただいた柿を添えて。チーズとフルーツはサラダにしなくても、ただ添えているだけでフルーツが箸休め的になって美味しいです。
庶民の食卓には貴族系白よりも、赤の日常ワインが寄り添った
軽め肉で野菜でうま味ある汁だし、うまみ系白かなと思って、ピエモンテのガヴィを最初あわせました。
でもこれがあまりあわない。
ガヴィは、さらっとしたミネラリーな味わいが一般的には認知されていると思うのですが、しっかり味わい深いものもあって、今回あわせたのは後者の方でした。それがなかなかミネラリーかつスモーキーさもある特徴的で複雑な味わいだったので、シンプルな野菜出汁の味があわなかった。難解系の高貴さもただよう白、好きなタイプなのですが、今日のごはんにはあわない・・・
ということで、2歳のいやいやボーイのおかんが雑につくる時短飯には、やはり日常用に作ったワインかとPrincipiano FerdinandoのBarbera D’alba 2020を抜栓。
これがしんみり煮物と、全粒粉使ったパンの穀物感ともあっていい感じでした。
ワインのペアリングの軸として、赤か白か、味の構成要素に共通点があるかなどもありますが、やっぱり「格をあわせる」というのが大切なんだなと実感。
簡単につくったものは、やはりシンプルさを際立つように作ったものがあうのですね。
(ということになると、大した料理をつくらないわたしの食卓では、格の高いワインは一生あけられないのですが・・・)
バルベーラらしく最初に酸味がぱっとあるのですが、そこまで激しくはなく、果実味と渋みもおだやかでさらっと軽やかですが、素朴な味わいがあります。このさらっと感はあえて樽を使わわずステンレスタンクを使っているところからでしょうか。
この方のドルチェットを中華といっしょにあわせましたが、これはドルチェットという日常品種を日常用にしあげただけあって、さらにカジュアルでぐいぐい飲めました。
カジュアルなワインが好印象のPrincipiano Ferdinandoですが、上級ラインも気になるところなので、次回早速オーダーをいれようと思います。
ということで、ピエモンテ沼、まだまだでれません・・・
そして気になるでしょ、料理とはあわなかった難解系白ワイン。それはまたの機会に笑
それではみなさまも素敵なワインとの時間を
ではまた
——————————————————
名前:#Barbera D’alba
ヴィンテージ:2020
生産地:#ピエモンテ
つくり手:#Principiano Ferdinando
主な品種:バルベーラ
インポーター:#ラシーヌ
香り:ラズベリー系、チョコレート
味わい:軽やかな酸、おだやかな果実味とタンニン、塩味、そこまで余韻はない
——————————————————-