晴れやかだった10月最後の日曜日、みなさまはいかがおすごしですか?
わたしはちょっと前に行った代々木上原の蒸籠味坊がめちゃめちゃ好みだったので、頭数そろえて再襲撃いたしました(ヤ〇クザかよ・・・)
羊肉ラバーな中華大好き民には聖的な存在の味坊集団が手掛ける、意識高い系の女子が生息する代々木上原で展開している、ヘルシー系蒸し料理中心の中華料理店です。
そしてうれしいことに、自然派ワインを楽しめるお店でもあるんですよね。ファミリーフレンドリーだし。子持ち自然派ワインラヴァーにはありがたい存在です。
さて、今回の襲撃でいただいたしなを、写真をとっているかぎり、メニューの記憶再現からネーミングした感じから並べますと
でしたっ!どれも文句なく美味しかったのですが、当アカウントはワインフォーカスな観点からしか語りませんので(笑)、そこからの話にはいります。
この日セレクトしたのは、Principiano FerdinandoのDosset 2021です。ドルチェット100%の誇り高い庶民のワイン。
ワインのセレクトはお店の展示用冷蔵庫においてあって、それを勝手に見て選んで店員さんにわたすシステムです。(なのでボトルのみ)
フランスが多いですが、スペインイタリアもパラパラあるというラインナップ、ざっと見てインポータはラシーヌさんが多い気がしました(個人的に信頼できる)
Principiano Ferdinandoはイタリアワインのボス的存在バローロをつくるつくり手さんですが、カジュアルラインで非常にお手頃な価格(小売店で買って2000円前後)のこのドルチェットをだしてくれるという素敵なつくり手さんです。
最近ピエモンテ沼にはまってあれなんですけれども、あけてすぐに美味しい、めんどくさいこといわずにつきあってくれる赤、ちょっと珍しいんですよね。地域の土着品種、ネッビオーロ、バルベーラはちょっと抜栓後おいたほうが美味しいものがしばしば。(めっちゃいい仕事してくれるけれど、扱いがめんどくさい中年的なw)
果実味がぴっちっとはちきれそうにフレッシュで、かつ肉のあぶらも洗ってくれるそこそこのボリュームをもったきれいな赤、この日のワインとしては最高でした。
ピータンのねっとりした味わいとも好相性、蒸し物の淡白さ(とはいえ中華的な出汁はきている)もさらっとこなして、かつ羊の肉足(あの肉的なビジュアル)のこってりとしたコラーゲンからみつく脂っぽさをさらっと流してくれるタンニンもありがたい。
蒸し物中心の中華に、軽めの赤の自然派ワイン、ありだなと思いました。
でもね、その土地の料理はその土地のものとが完璧マリアージュの鉄則なんで、たぶん一番白酒(パイチュウ)のほうがあうのでは。
配偶者の頼んだのもをちょっとだけいただきましたが、グラッパ的な薬草の香りただよう蒸留酒でした。
このあと、代々木公園まで移動して、晩秋の木々の紅葉のなか息子とのびのび遊んで、奥渋のコーヒースタンドをひやかして帰りました。
みなさまも素敵なワインとの時間を
ではでは
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名前:#Dosset
ヴィンテージ:2021
生産地:#ピエモンテ
つくり手:#Principiano Ferdinando
主な品種:#ドルチェット
インポーター:#ラシーヌ
香り:フレッシュラズベリー
味わい:軽快な果実味、さっぱりとしたタンニン、余韻みじかめ
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