晴れやかな10月終わりのい木曜日の夜、みなさまいかがお過ごしですか?
わたしは義母からの、お惣菜支援物資が恐ろしい量届いて、うれしくもその物量に恐れおののいています。。。
息子が生まれてから、孫に美味しいものを食べさせたい欲が爆発してしまった料理上手の義母。むかし稼業の手伝いをして、家族と従業員分の料理を作っていたとかで、一度に作る量の概念が人と一桁ぐらい違うような気がします。
さて、今日の晩ごはんのメニューは
でした。
ぶりは義母からの魚ですが、魚の美味しさにはひたすら感激です。こんなの毎日食べれたらどんなに幸せか。
ぶりといえば照り焼きですが、ほんとうに美味しいものは塩焼きにします。ぶりの脂がけっこうしっかりしているので、塩焼きにしたときにそのうま味がより感じられてわたしは好きです。
このぶりとは先日からあけているCrealtoのFloraは相性がよかったです。魚介とあわせても嫌な味わいがなく、ぶりのあぶらを流してくれる感もあってよかったですよ。
このあと、同じつくり手のCrealtoによるAgricolaeをいただきました。
バルベーラ100%の赤ワインなんですが、これがまたいい感じのワインです。
バルベーラの印象は抜栓すぐはわりと酸がたっていて、それがこなれてくるまで少し時間がいる印象なんですが、これは最初からそれがなくて、地味深い果実味ががつんとくる感じです。
近いものをあげるとすると、Matteo CorreggiaのBarbera D’alba Marunですね。こちらもしょっぱなからひらいていて驚きました。
ただし、CrealtoによるAgricolaeはそのお値段からも(2500円弱でした)そこまで複雑味はありません。ただし、むっちり素朴に素直に口に広がるこの果実味は、なかなか心地よいものです。
わたしの個人的なワインの味の原点として、大学時代にイタリアで味わった、プーリア出身の女の子が飲ませてくれたワインがあります。
自分のうちが農家でワインを作っていてそれをペットボトルにつめていたのを飲ませてくれたのです。
その時の味が本当に衝撃的でした。こんなワイン飲んだことないと思うぐらいにフレッシュで生命力に満ち溢れていました。なのに身体にはすっと馴染むんですよね。
その時の舌から身体に染みこむ身体的な感覚が、自然派ワインと同じだったのではないかなと思っています。
それが20年ぐらいたっても忘れられずに、身体の中に残っているのですよね。
そんな記憶を思い出させてくれる、とても素朴で親しみを持てるワインでした。
このAgricolaeは比較的若い木からのワインですが、このあとにいただく予定のものは同じバルベーラでも古木のものです。それとの違いが本当に楽しみです。
またお話するのでお楽しみに~
では、みなさまもすてきなワインとの時間を。
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名前:#Agricolae
ヴィンテージ:2019
生産地:#ピエモンテ
つくり手:#Crealto
主な品種:#バルベーラ
インポーター:#トレジャーフロムネイチャー
香り:ブラックベリー、煮詰めた感じのジャム、はちみつ、革、バニラ
味わい:果実味がっつり、開いた瞬間から、余韻はそこまで長くない、タンニンがそこそこ口にのこる
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