いきなり冬めいてしまった感のある火曜日、みなさまいかがお過ごしですか?
わたしは先週末の思い出深かったご飯会のお話の思い出に浸りながら休肝日明けのワインを楽しんでおります♪
させて、先週末に素敵なディナーをいただいたのは、神保町にあるチェッポというイタリア料理店。こちらは食通の友達が長年愛好しているイタリアンでわたしも何回も訪れております。
ここではジビエを中心とした地味深いお料理がいただけるのですが、ここでの友だち(ガチで飲む)にワンチョイスを全部お任せいただくという素晴らしいチャンスをいただきました。
チェッポさんのワインリストはとても特徴的で、イタリアとアメリカのワインを中心に、東欧のワインも扱っていらっしゃいます。
お肉を中心に手作り感で職人技を感じさせる、親しみやすいお料理にあうラインナップで個人的にはとても好感がもてます。お値段もボトルで4000円から6000円代が中心でリーズナブル。
一皿目はシャルキュトリー盛り合わせ。
どれも手作りで繊細かつお肉のパワフルさが感じられますが、特に白レバーのパテが素晴らしく。
こちらとはTokaj Omsove Sacramental Dry 2017をあわせました。
トカイは甘口ワインとして世界三大貴腐ワイン(甘口)といわれるほど有名ですが、その貴腐ワイン用の品種をドライにしたものもすばらしく美味しいのです。熟成感もありつつ、ドライな感じで、ちょうどこの冷製のお肉たちとあわせるのにうってつけです。
とくにこの白レバーのパテとの相性は抜群でした。舌の上でゆるやかにとろける脂肪の甘みをやさしくワインが包み込んでくれ、後味を余韻をもたせつつすっきりさせてくれます。
ちなみに前菜の前半で一本泡があいてますwハーフですが。
そのあと、和牛のロースト、部位はシンシンとトモサンカクです。
そして秋鹿のロースト。
ここで散々迷った挙句、Bel Colle Barolo simposio2010とあわせました。
若くて飲める系バローロ、でも2010ヴィンテージだとそこそここなれてて、肉質のしまった感じのお肉といいのではとあわせましたが、アタックもそこまで強くなくタンニンも軽やかで野性味のあるお肉との相性はよかったと思います。
お次はゴルゴンゾーラのニョッキと栗のタリアテッレ(栗のほうは写真がない!)
ちょっとここでお店の方の意見をきいてカルフォルニアのシャルドネを。
がつんと樽香がきいたもので、ちょとわたしにはしんどかったのですが(普段自然派ばっかりのんでるとニューワールドの樽香には弱くなる)、クリーミーなパスタたちとは相性がよかったと思います。いやあ、ニョッキはとくに美味しかったです。もっちりほわわんとした食感に濃厚なゴルゴンゾーラが絡み合う感じがたまりません。手作りならではの味わい。
デザートには濃厚な固め仕上がりのプリンを。あたっりなかったりするメニューらしいですが、長年かようお友達が、わざわざ特大のをと予約の時に頼んだのででてきました。
かっちりとした仕上がりで、しっかりとしたキャラメル、力強さのあるカスタード部分。このパワフルなデザートとあわせたのは(この時点で3本半、ひとりビールあけてるけれども)ブルガリアのワイン、Zagreusの Vinica2018。
マヴルッドというブルガリアの土着品種なんですが、干しブドウでつくられたワインということで、凝縮感と甘みを期待して骨格のしっかりしたプリンとなかなかの好相性で好評でした。カラメルの濃厚な苦みとフレッシュ感もありつつむっちり感のある果実味とぴったり。
4人で4本半あけて(ひとりビールのんでたし)、このあとさらにいっぱい飲みに行ったのですが、完全によっぱらいました。
だいたい、秋冬と夏でそれぞれの時期の鹿を食べに行くのですがまた行きたいですね。
みなさまもすてきなワインとの時間を
ではでは