ワイン

ヒノキの香りただようBressanのNumero 3

今日は午後に雨が降り、すこし蒸し暑かったですが夜は涼やかですね。みなさまいかがお過ごしですか?

わたしは定例休肝日なので、静かに?過ごしております。なので語りたかったのに、まだ語れてないワインのお話を。

その前に今日の夕食のメニューからお話しますと

・鶏ハムの生姜とケイパーのソースがけ

・きのことキャベツとわかめの味噌汁

・赤カブのマリネときゅうりのピクルス(自家製)

・男前豆腐のたらこのせ

でした。

鶏ハムの生姜とケイパーのソースがけは絶対に白ワイン、もしくは自然派の薄めの赤に絶対あうでしょ、みたいな酒の肴メニューでしたがごはんのすすむメニューでもありました。

赤かぶのマリネはこの季節絶対に作りたい一品です。スライスした赤かぶを塩とお酢だけマリネして放置するだけなのに、カブの甘みと渋みを感じる地味深い一品です。あー飲みたいっ

さて、こんなことを書いているとますます飲みたくなるので、ワインの話を(といってもまた飲みたくなるけれども)

9月の末頃にお誕生日だったので、大好きなつくり手であるBuressan(ブレッサン)のワインを3本あけました。ちびちびためていたのですが、ワインセラーもない身の上なのと、2歳の息子がワインを置いているクローゼットに侵入してワインを倒すかわからないという危険と隣り合わせで生きているので、すぱぱんと早めにあけることにしましたよ。

Verduzzo Friulano(白)、Pinot Nero(赤)ときて、今回はNumero3で赤なんですが、これがもうミステリアスで高貴な赤でアメイジングなワインでした。

Numero3はカベルネ ソーヴィニョン、ピノ ネロ(ピノノワール)、スキオペッティーノと、国際品種の代表格2つを混ぜるっていうのも不思議な感じがするのですが、それに土着品種スキオペッティーノでどんなものか想像がつかないワインでした。

まず驚かされるのは香りです。香木のようなミステリアスな香りがするのですよ。ハーブというよりもお香に近いようなセンシュアルで芸術的な香りです。苔の香りと極上のトリュフを思わせるキノコの香り・・・森の奥の神聖な場所に迷い込んだような香りです。瞑想するような気分になる精神的なニュアンスもあるんですよね。

さらに驚いたことに、1週間おくと(コラヴァン使用)香木とおり越して、ヒノキの香りがするのです。本当にヒノキ。その時一緒に飲んだお店の店主と、ワインあまり飲まない友だちも何も言わずに「ひのきの香りする・・・」って言ってたのでまごうことなきヒノキ臭・・・

そしてさらに1週間おくと、板の香りがするのですね。森の中の木材加工所を訪れた時のような木の匂い・・・なんて謎めいたワインなんでしょうか。

味わいは、初日はカベルネソーヴィニヨンが強くでているイメージなんですが、だんだんこなれてきて、果実味とタンニンもまろやかになり、スキオペッティーノが顔を出してくるのか味わいも神秘的になります。

今回、よく言っているお店の人にお願いしてワインをコラヴァン(ワインの中の空気を抜いて長持ちさせる器具)を使用してもらったのでこんなに長くもったのかもしれませんが、それにしたって変化するたびに意外な顔を見せたワインです。

こんな香りと味わいをもったワインは唯一無二の存在ではないでしょうか。ますますBressanのワインが好きになってしました。

好きすぎて、インポーターのヴィナイオータがつくりてを招待してイベント(ヴィナイオティマーナ)を行うのですが、それのBressanの会に申し込んでしまった。

12/4(土)なんですが、完全ぼっちで初参加なので行かれる方はぜひお声がけください。。。

せっかくBressanのつくり手さんに会えるので、20年ぐらい錆びついているイタリア語を再学習しようか迷ってます。ラブレターでも書こうかしら。こわいかしら。

とにかく楽しみです♪

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名前:#Numero 3
ヴィンテージ:2015
生産地:#フリウリ
つくり手:#Bressan
主な品種:#カベルネ ソーヴィニョン、ピノ ネロ(ピノノワール)、スキオペッティーノ
インポーター:#ヴィナイオータ
香り:香木、苔、キノコ、トリュフ→ひのき→板
味わい:酸味のあるしっかりした果実味、バランスよい、長い余韻
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