ワイン

華やかで安定感のある白 Palazzo TronconiのFregellaeをカレーとホタテでペアリング

10月ももう半ばの土曜日のよる、みなさまいかがお過ごしですか?

わたしは午前中に2歳の息子を幼児英会話のスクール体験に連れて行くというなかなか骨の折れる仕事をしたので疲れはてました。なので今日は昼から飲みましたよ。お天気のいい土曜日だし。

本日いただいたのは、Palazzo TronconiのFregellae2018です。

以前このつくり手さんのお手頃ワイン(1000mlボトル)をいただいて、そのコスパのよさに驚いたので念のためランクが上のワインも味わってみることに。(なんの念のためだか)

土着品種にこだわっている作り手さんなので、このFregellaeもパンパネッロ、マトゥラーノ、カポロンゴを混ぜて作っているようで、本当に予想のつかないワインでした。

抜栓してすぐの味わいは、うわっ、華やかっという感じでトロピカルなフルーツとはちみつのようなしっかりした香りが濃厚に香ります。

しばらくして温度があがっていっても、その華やかさや濃厚さが崩れない(厚化粧な感じの美人が長時間たってもフレッシュに美しいままみたいな)、つまりとても質の良いワインなんだと思います。

お値段が4000円弱ほどなんですが、その価値は十分といった感じです(わたしは3000円後半のワインからけっこう評価が辛くなる)

さて、このワインとあわせたメニューは

・エリックサイウスマサラダイナーの通販の

 キーマカレーとチキンバターカレー

 レモンライス

・梨とベビーリーフのサラダ

でした。

スパイスものとも軽やかに身を寄せてくれる感じです。しっかりした香りと味わいがあるので、スパイスのインパクトにも負けないです。

夜は

・明太子のフジッリ(ねじりパスタ)

・パルシステムの野付のホタテと梨のサラダ

・義母が冷凍して送ってくれたゆで栗で作った栗のポタージュ

でした。

ホタテと梨のサラダとの相性が抜群で、これはお刺身にもあうワインなのかなと思います。

最近思うのですが、さらさらした柑橘やフローラル感ある白ワインよりも、熟成感あるしっかりした白のほうがお刺身にも合う場合が多いように感じます。

パルシステムの野付のホタテは本当に美味しくて、販売があるタイミングに必ず買ってしまいます。濃厚なうま味と肉厚な味わいが素晴らしいです。パッケージにホタテをカットするときは、横に薄くスライスするよりも、縦に切った方が美味しいとあったので、ころころする感じで梨とあわせましたがこれがまた絶妙なペアリングでした。

ドレッシングはシンプルにゲランド塩とオリーブオイルとレモンだったのですが、レモンは淡路島(瀬戸内海の島)で買った無農薬レモンだったので皮までいただきましたが、これもすばらしい香りで。

そういった繊細なホタテのサラダとも相性が抜群でした。

なので明太子のパスタともばっちり。

お魚の多い日本の食卓ともいい感じであってくれそうです。(ただ味のうすい煮物などは風味が消えるか)

イタリアの土着品種ラヴァーとしては飲む価値はあるワインですね。また100mlのWTFだけで済ますにはもったいないつくり手さんかなと思ったので、もう少し買って飲んでみたいと思います。

それと気になったのは、つくり手であるマルコ・マロッコ氏の経歴。

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ローマでエンジニアとして活躍、エレベーター製造会社を立ち上げ、財を成したマルコ・マロッコは幼い頃に見て、経験したお爺さんの農業が忘れられず、農業にこそ自分達家族のルーツがあると考えるようになっていきます。遂には会社を清算。37歳でトスカーナの農業学校に進学し農業を学び、ワイン造りに興味を持つようになります。

ー------------インポーターのサイトより

キャリアの転換点が凄いというか。といってもイタリアのつくり手さんって全然違う職業から転向する方がけっこういらっしゃるのでおもしろいなと思っています。

それももともと実家がブドウ畑をもっていたりしてそのときの経験に回帰していく方がけっこういらっしゃって。

わたしも学生時代に行ったイタリアでの経験が、ちょうど20年目によみがえってきたようで、最近特にイタリアワインに思い入れが強くなってきているような気がします。

いろいろ調べたり、文章につづったりすることで、過去と繋がって自分に対する承認が強くなっていて、それが気持ちの安定につながっているような気がします。

つい、秋の空気がここちよいせいか、物思いにふけってしまいました。

かたわらで飲んでいるのは、先日から抜栓しているMatteo CorreggiaのRoero Rosso 2018の抜栓3日目です。これもまたよいのですよね。。。このはなしはまた。

みなさまもすてきなワインを。

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名前:#Fregellae
ヴィンテージ:2018
生産地:#ラツィオ
つくり手:#Palazzo Tronconi
主な品種:#パンパネッロ、マトゥラーノ、カポロンゴ
インポーター:#テラヴェール
香り:華やか、マンゴー、パパイヤ、はちみつ、シェリー酒
味わい:熟成感、しっかりボディ、しっかりミネラル
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