こんにちは。10月初旬の水曜日、みなさまはいかがお過ごしでしたか?
わたしはちょっと下北沢に用事があったので仕事のあとにそのままずるっとPeroさんでいっぱいやってきました。
そこで出会ってしまったんですよね、Radicon(ラディコン)のRibolla3781。
イタリアの自然派ワインがものすごく好きなんですが、ラディコンとグラヴネルはあえて追わないことにしているのですよね(たまたま出会えるのは別として)
もう誰がどういっても文句のつけようもない巨匠で愛好者も多いので、なんかわざわざ自分が飲まなくてもいいかなという感じで。画家で言うとゴッホとかセザンヌみたいな存在かなあ。
でも、ゴッホでものすごくよい作品に出合うと、言葉を失って見入ってしまうのですよね。見ても見てもみつくせないような魅力があるというか。
そんな感じでラディコンのRibolla3781の2007年に出会って、言葉を失うような感じになってしまいました。
ちょうど最近、Ribollaの2013年を飲む機会があって、それも素晴らしくおいしかったのですが、それよりもまだ遅摘みのブドウを使って約4年の樽熟成の後にボトリング、かつその後ボトルで10年以上寝かせてからリリースするということで、(だから2007年が手に入る最新ヴィンテージなのか)熟成感があるのはわかっていたのだがっ
もう本当に濃密な花の蜜のような香りがぶわっとやってきて、上質な紅茶(砂糖入り)のような味わいです。白にしては濃厚、赤というには透明感がありでその境界で揺らめいているような趣があります。
飲んでいる間中、ずっと幸せでした。ありがとう、このまま引退します(どこを?)
そして帰宅して、2歳児のオレオレ大魔王の息子氏に振り回されて一緒に寝落ちしてしまったあとの夕食メニューは
・義母の作って送ってくれたお好み焼き
・キノコ類のお味噌汁
・先日の残りの豚のリエットとシャインマスカット
・胡瓜のピクルス生姜風味、友達のお母さんがつけたらっきょ
でした。
それと抜栓3日後の先日MatteoポストしたMatteo CorreggiaのBarbera D’alba Marunを。
1日目から華麗に開いていたワインですが、3日目は、悪い予感があたってしまって、ちょっと勢いを失っていました。
開き具合と熟成した味わいはよいのですが、初日にあったブドウの勢いのようなものが消えていて。。。
この子は初日および次の日までに飲み切ったほうがよりよかったな、もったいないことをしてしまったな、みたいな気分もありましたが、お好み焼きとは美味しくいただけました。
関西を代表する食べ物のひとつ、お好み焼きですが、主な材料が小麦粉、キャベツ、豚肉、ソースなんで赤ワインにそもそもあうんですよね。庶民的食べ物代表選手権にでてもぶっちぎりな食べ物ではあるのでイメージ的に思いつかなかったりするのですが。
今日はちょっと良いワインとあわせましたが、全然かち割り氷いれるようなワインでもよいですよね。むしろお好み焼き屋で煙のでる鉄板を前にして飲むならそのほうが美味しいと思います。
はー、関西かえって、鉄板目の前にして小手もってお好み焼き食べたいなあ。
みなさまも素敵なお酒と気持ちいい気候の秋の夜長をお楽しみください。
ではまた。
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名前:#Ribolla3781
ヴィンテージ:2007
生産地:#フリウリ
つくり手:#Radicon
主な品種:リボッラ・ジャッラ100%
インポーター:ヴィナイオータ
香り:白い花、花の蜜、紅茶、キノコ
味わい:しっかりアロマティックな果実味、深みのあるしっかり口に残るタンニン、
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